場内を取れるホストが伸びる理由|指名0から抜け出す第一歩

ホストクラブにおける場内指名とは、初回で来店されるお客様が、
「今日はこのホストともう少し話したい、一緒にいたい」と思うホストを選ぶ、その日だけの指名制度です。

本指名のように担当が固定されるわけではありませんが、
次の来店につながるかどうかを判断される最初の評価ポイントとして、多くの店舗で重視されています。

場内を取れるかどうかで、その後の売上・評価・チャンスの量は大きく変わります。
特に新人ホストや、指名が伸び悩んでいる人ほど、理解しておきたい必見の制度です。

指名制度の違いを整理しよう

まずは、混同しやすい指名制度の違いを整理しておきましょう。

・場内指名
来店中に選ばれる当日限定の指名。
「今この時間を一緒に過ごしたいかどうか」の評価。

・本指名(永久指名)
2回目以降の来店から適用される担当指名。
以後は原則そのホストがメイン担当になります。

・送り指名
会計後に「誰に見送ってほしいか」を選ぶ指名。
次回来店への印象づくりが目的です。

この中でも、場内は本指名への入り口という位置づけになります。

場内指名が入るまでの基本的な流れ

初回やフリー来店のお客様は、複数のホストが順番に卓につき、
短時間ずつ会話を行います。

1人あたりの持ち時間は、およそ10〜15分ほど。
この限られた時間の中で「もう一度話したい」と思われるかどうかが、場内獲得の分かれ目です。

一通り接客が終わったあと、
お客様が再度呼ぶホストが場内指名として選ばれます。

つまり、最初の10分間がホストにとって勝負とも言えるでしょう。

場内指名は売上にどう影響するのか

場内指名は、評価だけでなく数字にも直結します。

多くの店舗では、以下のような形でホストの実績に反映されます。

・場内指名料(無料〜1,000円前後)
・場内中のドリンク、延長セットの売上
・売上に応じた歩合(30〜60%前後が一般的)

場内中に発生した注文は、
基本的にそのホスト個人の売上として計上されます。

金額以上に重要なのは「場内本数」。
お客様がお店にいる間に指名した回数のことで、
場内を多く取れるホストは、店内でも注目されやすくなります。

店内評価とチャンスはどう変わる?

場内本数は、成長度を示す分かりやすい指標として扱われることが多いです。

本指名がまだ少なくても、場内を安定して取れていれば、
「新規対応がうまいホスト」「伸びているホスト」として認識されやすくなります。

その結果、
・新規卓に呼ばれやすくなる
・ヘルプや初回での露出が増える
・次の指名につながる機会が増える

といった好循環が生まれやすくなります。

場内を本指名につなげるための考え方

場内はゴールではなく、あくまでスタート地点です。

重要なのは、「盛り上げること」よりも、
安心して一緒にいられる感覚を残せるかどうか。

短時間でも、
・話しやすかった
・空気が合った
・居心地がいい
・また会ってもいいかも

そう思ってもらえれば、次のステップに進みやすくなります。

場内後のフォローで差がつく

場内翌日のフォローは特に重要です。

・来店へのお礼をLINEで伝える
・前日の会話に軽く触れる
・強く誘いすぎず余白を残す

この「一手間」があるかどうかで、
他のホストとの差ははっきり出ます。

お客様とのLINEの会話術はこちらでチェック✅

場内常連との向き合い方と優先順位

毎回場内は入るものの、本指名にはならないお客様も存在します。

そうした場合は、
「本指名に育つ可能性があるかどうか」を冷静に見極めることが大切です。

・会話が深まっているか
・自発的な注文があるか
・次回来店の話が出るか

これらが見えない場合は、無理に深追いする必要はありません。

場内常連ホストは、店内の雰囲気や回転を支える存在。
排除するのではなく役割の違うお客様として、バランスよく対応しましょう。

まとめ|場内を制することが成長への近道

場内指名は、ただ選ばれるための制度ではありません。

売上・評価・露出を少しずつ積み上げていくための、
最初の重要なステップです。

初回の空気づくり、場内中の接し方、翌日のフォロー。
この流れを丁寧に積み重ねることで、結果は必ず変わってきます。

まずは「場内を安定して取ること」。
そこから、ホストとしての成長が始まります。