【風営法改正】ホストクラブ営業ルールが大幅変更!業界の健全化へ

近年、売掛金問題や、女性客を風俗店に紹介して報酬を受け取るスカウトバック問題など、ホストクラブを取り巻くトラブルが社会問題化しています。
これを受け、令和7年6月28日に「改正風営法」が施行。さらにホストクラブの広告・宣伝についても、令和7年6月4日に警察庁からの通達が発表され、業界の健全化が本格的に進められています。

改正風営法のポイントまとめ

今回の法改正では、ホストクラブ営業に関して、以下の行為が厳しく規制されます。

料金の虚偽説明の禁止
→ 実際より安く見せる・後から高額請求する行為は禁止
恋愛感情につけ込んだ飲食の強要禁止(色恋営業)
→ 「ホストとして成功したら(客と)結婚したい。そのためには、もっと売上げに貢献してほしい」など、恋愛感情を利用して高額注文させる行為も禁止
無断の飲食提供禁止
→ 勝手にボトルを開ける・フードを注文する行為も規制対象
未払い金(売掛)を理由とした強要の禁止
→ 売掛金を理由に売春や風俗勤務を迫る行為は重大処罰
スカウトバック報酬の禁止
→ 女性客の紹介で性風俗店から報酬を受け取る行為も違法

📌罰則も大幅強化
無許可営業
→ 最大 懲役5年・罰金1,000万円
法人罰則
→ 最大 罰金3億円

ホストクラブの広告・宣伝も規制対象に

警察庁の通達により、ホストクラブの広告・宣伝にも制限が設けられました。
以下のような内容は全国で規制対象となります。

🔸 営業成績を強調する表現
例:「年間売上〇億円突破」「〇億円プレイヤー」「指名数No.1」「億超え」「億男」

🔸 過度な競争意識を煽る役職名や称号
例:「幹部補佐」「頂点」「winner」「覇者」「神」「レジェンド」「総支配人」「新人王」

🔸 ランキング制の存在アピール
例:「売上バトル」「カネ」「SNS総フォロワー数〇万人」

🔸 過剰な応援・推し文化を煽る文言
例:「〇〇を推せ」「〇〇に溺れろ」

これらの広告表現は、風営法16条違反に該当し、行政処分の対象となる可能性もあります。

ホストルの姿勢と取り組み

ホストルは、ホスト業界専門の求人サイトとして、応募者が安心して働ける店舗と出会える環境づくりを目指しています。

そのため、悪質なホストクラブは一切掲載せず、クリーンな営業を行う店舗のみを選定しています。

さらに、ホストルでは独自の「ホストル鑑定制度」を導入。
専門鑑定員が各店舗に訪問し、店内の状況・体制・ルールを細かくチェック。公正な調査のうえで「鑑定済」のラベルを付与しています。

この鑑定制度によって、応募者はより安心・納得して自分に合った店舗を選ぶことができます。
▶️鑑定済み店舗一覧はこちら

まとめ

今回の風営法改正は、ホスト業界の健全化を大きく前進させる内容です。
ホストルは今後も法令遵守・安全安心な店舗紹介を徹底し、業界のクリーンな未来を共に築いてまいります。