ホストが「お茶を引く」理由とは?新人がハマりやすい原因と回避策

ホストをやっていると、誰でも一度はぶつかるのが「お茶」問題。
指名が入らない日が続くと焦るし、メンタルも削られがちです。

ただ、最初に言っておくと新人がお茶を引くのは珍しいことではありません
大事なのは「お茶の意味」を正しく理解して、回避するための行動を積み上げることです。

「お茶」とは?ホスト業界のリアルな言い回し

ホスト業界でいう「お茶を引く」とは、来店がなく、指名が一切ない状態のこと。
簡単に言うと、“お茶(=暇)”です。

この言葉はホストだけじゃなく、風俗やキャバクラなど夜職全般で使われることもあります。
関西では「坊主」という表現が出ることも。

いずれにせよ、ホストにとっては売上に直結しない=結果が出ない状態なので、できるだけ避けたい状況です。

お茶を引くとペナルティはある?現実的なダメージ

基本的に、お茶を引いたからといって直接的なペナルティが必ずあるとは限りません。
ただし、売上がなければ当然収入に響きます

さらに、数字が出ない期間が続くと自信が落ちたり、プライドが削られたりするのもリアルなところ。

特にイベント日や締め日など「勝負の日」にお茶を引くと、
自分のポケットマネーでお客さんを呼ぶ…みたいな動きになることもあります。

とはいえ、新人はまだ「知られていない」状態。
最初から完璧に指名が取れる方がレアなので、必要以上に不安にならなくてOKです。

お茶を引きがちなホストの傾向と対策

ホストは人気商売。
だからこそ「お茶が多い人」には、ある程度共通する傾向があります。

ここでは代表的な3つを紹介します。
当てはまるものがあったら、今日から修正していきましょう。

①スケジュール管理ができない

お茶が続く原因で多いのが、出勤と来店が噛み合っていないパターン。
姫の来店予定に合わせて出勤を組めていないと、当然チャンスが減ります。

特に意識したいのは平日です。
週末だけ狙ってもライバルが多く、予定も埋まりやすいので、平日に会える姫を増やすのが強いです。

回避のコツ
・姫の来店傾向(曜日・時間帯)を把握する
・「出勤日=会える日」に寄せていく
・平日の来店を“1本でも作る”意識を持つ

②接客スキルが未熟

接客がまだ固い・会話が続かない・空気が読めない…など、
姫が「また会いたい」と思うポイントを作れないと、お茶になりやすいです。

これはセンスというより経験と準備で伸ばせる部分
会話ネタを増やす、姫の趣味に寄せた知識を入れるなど、できることは多いです。

回避のコツ
・姫の興味に合わせた話題ストックを作る
・褒めるだけじゃなく「共感」を増やす
・次に会う理由(続きの話・約束)を置いて帰す

③デビューしたて

永久指名制の世界では、新人は特にお茶を引きやすいです。
理由はシンプルで、まだ姫に存在を知られていないから。

つまり、ここは焦るより「知ってもらう活動」が正解。
コツコツ集客して、リピーターを増やすフェーズです。

回避のコツ
・SNSで接点を作る(発信の継続)
・初回の印象を強く残す(名刺・LINE・一言)
・先輩のサポートを使ってチャンスを増やす

お茶を脱して“売れる側”に行くための3つの行動

お茶を引いてしまうこと自体より、
「そこからどう動くか」で未来が変わります。

ここでは、お茶を抜けていくための行動を3つに絞って紹介します。

①ネガティブじゃなく、ポジティブに誘う

「暇だから来て」みたいな営業は、相手からすると重く感じやすいです。
それってつまり“売れてない宣言”にもなりかねません。

大事なのは、姫が「行きたい」って思える空気を作ること。
“楽しい時間の提案”として誘うのが強いです。


「今日めっちゃ話したいことある。笑わせる準備できてる」
「前の続きしよ。あの話、まだオチがある」

②先輩ホストの知恵を借りる

売れてる先輩には、売れる理由があります。
ほぼ全員が新人時代にお茶を経験してるので、聞けば現場の答えが返ってきます。

「どうやって指名に繋げてる?」だけじゃなく、
「LINEどう送ってる?」「出勤どう組んでる?」みたいに具体で聞くのがコツです。

③主体的に“新規の入口”を作る

ホストの成功には、自分の集客力が必要です。
店の集客だけに乗るより、自分で入口を増やせる人が強い

SNSなどを活用して接点を作り、少しずつ姫候補を増やしていきましょう。
コツコツでも、積み上がったときに一気に差になります。

まとめ:お茶は“終わり”じゃなく、伸びる前の通過点

今回は、
・「お茶」というホスト業界の現実
・お茶を引いたときの影響(収入・メンタル)
・お茶が多い人の傾向と対策
・お茶を脱するための行動
を紹介しました。

新人の時期にお茶を引くのは普通。
でも、そこで止まるか、動けるかで未来が分かれます。

お茶を乗り越えて、人気ホストへの階段を上っていきましょう。