ホストの飾りボトル10選|特徴とアプローチのコツ

【こんな方におすすめ】

・飾りボトルの基本を知りたい
・飾りボトルの種類や相場を知りたい
・飾りボトルをお願いしてもらうコツを知りたい

ホストクラブで欠かせないアイテムの1つ、飾りボトル。
業界特有の文化でもあり、初めての方にはイメージしづらいかもしれません。

この記事では飾りボトルの基本から種類までわかりやすく紹介します。
ホストクラブの仕組みに興味がある方はもちろん、未経験の方にも参考になる内容です。

飾りボトルとは

飾りボトルは、見た目にこだわったデザイン性の高いボトルのことです。
名前の通り、卓上に飾って楽しむためのアイテムとして使われます。

価格は数万円から高額なものまで幅があり、カタチもテディベア型や本型などさまざま。
素材も陶器からクリスタルガラスまで多岐にわたります。

飾りボトルを置くことで卓が華やかになり、これもホストクラブならではの文化といえます。
数が増えるほど見た目が豪華になり、特別な雰囲気を演出してくれます。

飾りボトルの種類と価格まとめ

シンデレラ

ホストクラブ価格:3〜5万円
一般価格:5,000円〜1万円
お酒の種類:リキュール

飾りボトルの中でも手に取りやすい価格帯なのが「シンデレラ」です。
ガラスの靴をイメージしたデザインで、ピンク・ブルー・グリーンなど色展開も豊富。
見た目に高級感があり、比較的手頃ながら卓の印象がぐっと華やぎます。
そのため、色違いや同じ色を複数注文するお客さまも少なくありません。

ドルフィン

ホストクラブ価格:15〜40万円
一般価格:1.6万円
お酒の種類:ブランデー(コニャック)

ドルフィンは、泳ぐイルカをかたどったデザインが目を惹く飾りボトルで、ピンク・ブルー・レッド・イエローなど色展開も豊富。
爽やか、かつ可愛い雰囲気が特徴です。

カミュブック

ホストクラブ価格:15〜40万円
一般価格:1〜5万円
お酒の種類:コニャック / ウイスキー

カミュブックは、洋書のようなクラシックなデザインが魅力の人気シリーズです。
ボトルの絵柄ごとに中身が変わりますが、多くはコニャックが使われています。
中でもナポレオンは特に知られており、よく選ばれる1本です。

テディデキャンタ

ホストクラブ価格:20〜30万円
一般価格:2~5万円
お酒の種類:ブランデー(フレンチブランデーXO)

テディデキャンタは、テディベア型の可愛らしいデザインが特徴の人気シリーズです。
種類が豊富で、色違いはもちろん、季節限定のデザインも展開されています。
コレクションする方も多く、初めての飾りボトルとして選ばれることもあります。

フォーチュンハート

ホストクラブ価格:30〜50万円
一般価格:9万円
お酒の種類:ブランデー(アルマニャック)

フォーチュンハートは、ハート型のキャップとカッティングが施されたボトルが目を惹く華やかな1本です。
中身は高級ブランデーのアルマニャックで、価格帯もやや高め。
フルーティで飲みやすい味わいが特徴で、女性からも人気があります。

フィリコ

ホストクラブ価格:5〜20万円
一般価格:5,000円〜2万円
お酒の種類:ブランデー(アルマニャック)

フィリコは、飾りボトルの中でも珍しい「ミネラルウォーター」が入ったシリーズです。
天使の羽や王冠をあしらった華やかなデザインが特徴で、見た目の豪華さから人気があります。
お酒が苦手でも可愛いボトルを楽しみたい方に選ばれることが多いアイテムです。

ルイ13世

ホストクラブ価格:200〜300万円
一般価格:20〜30万円
お酒の種類:ブランデー

ルイ13世は、ホストクラブでも最高級クラスに位置づけられる特別なボトルです。
その存在感から、多くのホストが1度は憧れる1本として知られています。卓に並ぶだけで華やかさが増し、特別な時間を演出してくれます。

インペリアルコレクション

ホストクラブ価格:300万円
一般価格:17万円
お酒の種類:ウォッカ

インペリアルコレクションは、エッグ型のフォルムが印象的な高級ウォッカです。
卓に置かれるだけで存在感が際立ち、特別な雰囲気を演出します。
中身には上質なウォッカが使用されており、見た目・品質ともに格式の高さを感じられる1本です。

ヘネシーリシャール

ホストクラブ価格:300〜500万円
一般価格:60万円〜
お酒の種類:ブランデー

ヘネシーリシャールは、ヘネシーの中でも最高級クラスに位置づけられる特別な1本です。バカラ社製のクリスタルボトルが使用されており、その佇まいには圧倒的な存在感があります。
イベント日やバースデーで選ばれることが多く、特別な場面をより華やかに演出してくれます。

飾りボトルを注目してもらうメリット

お酒を飲まなくて済む

飾りボトルは卓に飾ることが目的のため、ホストが飲む必要がありません。
シャンパンやテキーラのように飲む前提のお酒とは違い、注文が入るだけで実績としてカウントされます。
お酒が苦手なホストにとっては、大きな負担軽減につながる仕組みです。

高額ボトルが多く、実績になりやすい

飾りボトルは価格帯が高めのものが多く、オーダーに入ると実績に直結しやすいのも特徴です。
前述のルイ13世界やインペリアルコレクションのように、特に高額なシリーズも存在します。
効率よく売上や実績を積みたい場合、飾りボトルを選んでもらえるかどうかは大きなポイントになります。

飾りボトルを注文してもらいやすいのは、やはりお酒にこだわりがあるお客様です。飾りボトルは幅がありますが、一般的には高めの価格帯に入るため、ホストクラブでは1つの指標として扱われることもあります。

また、飾りボトルを選ぶ理由は様々で、ホストを応援したい気持ちや、自分自身の楽しみとして注文される場合もあります。
お客様のタイプを見極めつつ、自然に提案していくことがポイントです。

人気ホストがよく使う飾りボトルのアプローチ方法

飾りボトルは高額なものが多いため注文してもらうには工夫が必要です。ここでは、取り入れやすいアプローチを3つ紹介します。

素直にお願いする

ストレートに飾りを入れて欲しいと伝える方法
「入れてくれたら嬉しい」といったように、シンプルに気持ちを伝える方が響きやすい場合もあります。
過度な理由付けはかえって重く感じられることがあるため、関係性によっては直球が向いています。

一緒にそろえる提案をする

飾りボトルには、色違いや限定デザインなどのバリエーションが豊富です。
その点を活かして、コレクションする楽しさを共有するのも1つの方法です。
・色違いで揃えたら可愛いよね
・いろんな飾りで卓をいっぱいにしてみたいな
といった声かけは、自然に購買意欲を高めるきっかけになります。

思い出として残す提案をする

「カタチに残る思い出を作りたい」という気持ちに寄り添うアプローチです
・初めて入れてもらった飾りって、ずっと記憶に残るんだよ
といった言葉は、特別感を自然に伝えられます。

高額ボトルは誕生日やイベントで選ばれることが多く、思い出作りのきっかけになりやすいアイテム。
関係性によっては、無理なく提案しやすい方法です。

まとめ

飾りボトルは、卓を華やかにするだけでなく、ホストクラブならではの雰囲気を作る大切なアイテム。
その価格帯の高さから、ホストとお客様双方にとって1つの指標になることもあります。

成長を目指すなら、今回紹介したアプローチを参考にしながらお客様と自然にコミュニケーションを取ってみてください。